東北芸術工科大学
ADKマーケティング・ソリューションズが調査した「ADK生活者総合調査2024」に合わせて、東北芸術工科大学イノベーション&コミュニケーション研究所は、「SDGsに関する意識調査」を共同で追加調査を実施し、関東および関西の大学・大学院生との比較結果を発表しました。
その模様を、ADK TIMESで掲載されました。
この発表会には、ADKマーケティング・ソリューションズからEXデザイン本部の有泉昌様と、マーケティングインテリジェンス本部の中野忠夫様が東北芸術工科大学にお越しいただき、関東および関西の学生との違いを解説いただきました。
今回の調査では、関東、関西の学生と違い、東北の学生がSDGsに対して高い関心と貢献意欲を持つ一方で、日々の個人的な行動には結びついていないという、一見矛盾した構造が明らかとなり、この構造を「パラドクス」と呼ぶこととしました。このパラドクスの論点を軸に、東北企業に求められる3つのポイントを提示しました。
① 地域エコシステム活用地域資源を活かし、価格面や物流面で課題解決を図ること。例えば、SDGs関連商品は価格や手間、流通の問題で手に入らないことが多いですが、地域内でリユースや流通改革を行うことで、負担を軽減できる可能性があります。
② わかりやすい還元の物語を示すこと「地球のために」ではなく、「この町を支えるために」「山形市を元気にするために」というように、具体的な地域貢献ストーリーを提示することが重要です。
③ サステナビリティを事業の中核に据えることこれまではサステナビリティはCSR活動や事業の一機能として扱われてきました。しかし今後は、「この企業の存在理由は地域課題を解決すること」と明確に示す必要があります。排出削減などの抽象的表現ではなく、例えば「山形県の森林を守る」「高齢者福祉施設を支える」といった具体的活動を打ち出すことで、学生たちが東北に留まり、企業を選ぶ理由になります。
詳細は、ADK TIMESの記事を参照ください。
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